中国外相・王毅訪朝、強調されない「蜜月」
箱田:王毅外相の訪朝は、2019年9月以来、6年半ぶりです。
坂井:北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が空港に出迎え、出国時も見送りました。金正恩氏は「社会主義を核とする朝中友好関係を最も大事にし、最優先的に重視し、一層強化し発展」させるとの意向を示し、相応の歓迎姿勢を示しました。
また、金正恩氏は、「一つの中国」の原則など、「中国の党と政府のすべての対内外政策を全面的に支持」すると、踏み込んだ発言もしました。
箱田:地域や国際情勢に関してはどんな言及がありましたか。
坂井:それらについてはそれぞれが「立場を披歴」、「見解を表明」しただけで、双方が「合意」や「見解一致」したことは報じられませんでした。
外相会談でも「合意」が示されたのは、「朝中友好協力相互援助条約締結65周年に当たる今年に、多面的な交流と協力を一層深化させ、両国の対外政策機関間の戦略的意思疎通と支持・協力を強化すること」だけです。
また、一連の会見・会談や歓迎宴での演説などを見ても、「共通の利益」や「戦略的利益」の追求などが繰り返されている一方、かつてしばしば用いられた「血潮で結ばれた」とか「革命的連帯」などの表現は影を潜めています。
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【コロナ禍で止まった両国間の往来は?】
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