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習近平訪朝の裏で中国が警戒するロシア・北朝鮮間の新橋、中国がほしがる「日本海出口」をロ・朝はなぜ閉ざすのか

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2026年4月、北朝鮮北東部・日本海に注ぐ豆満江に架かるロシアと北朝鮮を結ぶ道路橋で行われた「式典」(写真:ロシア運輸省ホームページ)
  • 中野 鷹 中国・北朝鮮ウォッチャー
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まだうわさレベルの段階ではあるが、9月末に北朝鮮で「元山(ウォンサン)マラソン」が開催されるという情報が流れている。元山は日本海側の港町だ。元山マラソンは、コロナ禍前に企画されながらも、国境封鎖の影響で一度も開催されていない幻の大会だ。それだけに、中国のマラソン愛好家たちは高い関心を寄せて動向を見守っている。

同時期の9月23日からは日本で「愛知・名古屋アジア競技大会」が開催される予定であり、北朝鮮側は選手・関係者合わせて260人を超える規模での訪日を希望しているという。

北朝鮮は日本でのアジア大会には参加予定

こうしたスポーツ関連のハンドリングを北朝鮮側で一手に担っているのが、現在、音信不通となっている体育国際旅行社や体育省である。近々、まるで平壌マラソンの中止などなかったかのような顔をして関係各所へ連絡してくると思われるが、元山マラソンのうわさと合わせてその出方に注目したい。

最後に、ロ朝の橋の問題へと話を戻したい。北朝鮮は、この国境航路の問題を中国に対する「最終交渉材料」としてあえて温存している可能性がある。

逆に中国側としては、この問題で何らかの解決策や妥協案が見いだせれば、その見返り(うまみ)として観光再開などの段階的な緩和措置へ進ませる腹づもりなのかもしれない。

表面上は熱烈な友好ムードを演出する中朝両国だが、水面下では激しい火花を散らし合っている裏の姿が浮かび上がる。さらに、そこにロシアを加えた3カ国が、それぞれの思惑を孕みながら、権威主義国特有の利権のぶんどり合戦を繰り広げているのが実態なのだろう。

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