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観光客の「当たり前」と地元民の「当たり前」は、しばしばまったく違う。連載「ジモトのアタリマエ」は、観光客が知らない地元民の「価値観」や「街歩きの知恵」にスポットを当て、その土地の本当の楽しみ方を提案する。第7回は宮崎。
宮崎で生まれ育った筆者が、かつて"日本のハワイ"と呼ばれたこの地の意外な素顔を前後編でお届けする。前編は、「実は南国じゃない」日常について。
<後編はこちらより>
かつて「日本のハワイ」と呼ばれていた宮崎
「宮崎って南国ですよね」。県外の人からそう言われると、地元民は少し返答に困る。青くて広い海に美しく整備された海岸線、街路や公園にそびえるフェニックスやワシントニアパームの木々、燦々と降り注ぐ太陽の光。かつては「日本のハワイ」と呼ばれていたこともあり、確かに南国情緒にあふれる要素は決して少なくない。そもそも、日本の南部に位置しているわけだから、“南国”というのは決して誤りではないだろう。
しかし、それでも宮崎が「南国」として語られようとするとき、それに付随するイメージを想像すると、地元民は若干の戸惑いを覚えるのだ。いったいなぜだろうか。
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