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思わず足を止めて眺めてしまうような、街中にある少し変わった形をした物件――。
いったいなぜ、そのような形になったのか。そこには、どんなドラマがあり、どのような生活が営まれているのか。
連載「『フシギな物件』のぞいて見てもいいですか?」では、有識者や不動産関係者に話を聞き、“不思議な物件”をめぐるさまざまな事情に迫る。
「山梨のマチュピチュ」「天空のニュータウン」――そう呼ばれる地が山梨県上野原市に存在する。新宿から約80分、中央本線「四方津(しおつ)」駅で下車すると、目の前に巨大な建造物が現れた。太いチューブのような物体が斜面を割くように伸びている。
住宅地まで続くコモア・ブリッジ(写真:筆者撮影)
約4分で着いた「山梨のマチュピチュ」
駅を出て、チューブの麓にたどり着いた。「コモア・ブリッジ」と呼ばれるそこはガラスのドーム状の空間で、中央にエスカレーターがまっすぐ伸び、その両脇を斜めに動く「斜行エレベーター」が通っている。
エレベーターはドームの中をゆっくり動き出し、ガラス越しに山の緑が広がった。
コモア・ブリッジの中に入る。写真手前、両脇にある青い扉は斜行エレベーターの入り口で、正面にあるのがエスカレーターだ(写真:筆者撮影)
こちらはエスカレーターのように見えるが、斜行エレベーターの内部。箱はガラス面があり外が見えた(写真:筆者撮影)
4分ほどで頂上に到着した。下の乗り場との高低差は約88mだ。降り立った先にはなんとも“フシギなまち”が広がっていた。
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