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乗り心地、ハンドリング、コーナリングを高次元で両立…ボルボの新型EV「EX60」がゲームチェンジャーである所以

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国際試乗会で用意されたボルボ「EX60」(写真:VOLVO)
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P10 AWD エレクトリックのスタイリング(写真:VOLVO)

まずはP10のスペックをご紹介しよう。

全長×全幅×全高=4803×1899×1639mmというボディサイズは、現在販売されているボルボ「XC60」とほとんど変わりない。ただし、ホイールベースはXC60の2865mmから2970mmへと10cm近くも延長されている。これはパワートレインの電動化により、車両レイアウトの自由度が大幅に高まったことが理由のひとつ。

もうひとつは、基本的にEVのバッテリーはホイールベース間に搭載されるため、ホイールベースを延長すると搭載バッテリーの大容量化を図りやすいというEVの実利を重んじた結果といえる。

この結果、P10は95kWhという大容量バッテリーの搭載が可能になり、一充電当たりの航続距離は554〜660km(WLTP、複合モード)に達する。

最高出力510psに達するパワートレイン

P10 AWD エレクトリックの走行シーン(写真:VOLVO)

もうひとつ興味深いのが、前後にモーターを搭載するP10の最高出力がじつに510psで、最大トルクは710Nmを発揮する点にある。ちなみにXC60でもっともパワフルな「XC60 T6 AWD プラグインハイブリッド」の最高出力は253psで最大トルクは350Nm。これにプラグインハイブリッドのモーターが加勢するとはいえ、動力性能の点でXC60に勝ち目はなさそうだ。

事実、静止状態から100km/hに達するまでの加速タイムは、パワフルなXC60 T6 AWD プラグインハイブリッドの5.7秒に対して、P10は4.6秒と圧倒的な速さを見せつける。なお、最高速度はどちらも180km/hに設定されているが、これはそれ以上の速度が出ないように電気的なスピードリミッターを動作させていることによるものだ。

ボルボは、無用に高い速度域での運転は死亡事故のリスクを高めるとして、2020年以降の製品はいずれも180km/hで作動するスピードリミッターを装着している。XC60とEX60にも、これと同じ考え方が適用されたといっていいだろう。

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