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日経平均株価が高値圏を推移する現在、投資ブームもあいまって金融商品に関心を持つ人も増えています。しかし、上がれば下がるリスクもあるのが金融相場です。
相場を動かしているのは、経済指標や企業業績だけではありません。そこには常に、人間の欲望や恐怖、期待や不安が織り込まれています。市場は何を見て動いているのか。なぜ同じような熱狂と失望が繰り返されるのか。そして、本当に金融を理解している人たちは何を見ているのか。
20年以上、個人投資家として金融市場を見つめてきた鹿子木健氏の著書『
なぜ金融の勝者はいつも同じ顔ぶれなのか 教養としての金融市場』より一部抜粋・編集してお伝えします。
相場とは、人間の弱さの集積
相場を動かしているのは、情報ではありません。最終的に相場を動かすのは、人間の感情です。
これは比喩ではありません。感情という、最も不安定で、最も制御しにくい要素が、価格という形をとって表面化している。それが相場です。恐怖。欲望。後悔。焦り。そして、「自分だけが間違っているのではないか」という不安。
これらはすべて、相場の外から持ち込まれるものではありません。市場に参加した瞬間から、人は必ずそれらを引き連れてきます。
バブルとは何でしょうか。それは「合理的な期待」が積み重なった結果ではありません。「もっと上がる理由があるから買った」人よりも、「乗り遅れたくないから、自分では理由は説明できないが、買った」人が増えた結果です。
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