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この連載では、前回、AIバブル崩壊後の大筋を示した(「今回のAIバブル」は必ず破裂するが、なぜ今も膨らみ続けなかなか破裂しないのか? 今年崩壊に至る『2つのシナリオ』とは」)。また、もう1つの連載では、スペースXの上場日6月12日がAIバブル崩壊のXデーになることを書いた(「6月12日、〈Xデー〉が来る…スペースXが上場する日、AIバブルの崩壊が始まる…史上最悪のヤバいIPOに殺到する人々」)。
すでにAIバブル崩壊は始まった
そして、この記事が出ているときには、すでにスペースXは上場済みだ(執筆時点では、あと30時間前後)。そこで上記の2つに加え、3つ目のこの記事では、さらに詳細に、スペースXの上場前後に何が起きるか、予想を書いてみよう(これを読んでいるあなたには、この予想が当たっているか外れているか、もうわかっていることになる)。そして、さらに、その後の1週間、1カ月、1年には何が起きるか。予想してみよう。
この予想は、確実に外れ、確実に当たる。すなわち、私が記述したようなタイムスケジュールどおりには起きないだろうから、タイミングは外れるだろう。しかし、ここに書いたことは、ずれたタイミングですべて起きるだろう。私のバブル崩壊予想のように、タイミングは外し続けたが、予想されたことは、結局すべて実現した(する)ように。
バブル崩壊真っただ中の乱高下の嵐の中の様子を内側から描写するようなものだが、スペースXの上場直前、すでにAIバブル崩壊は始まった。まず、6月3日の引け後に、アメリカの半導体大手ブロードコムが好決算を発表したにもかかわらず、次四半期の見通しがわずかに期待を下回ったということだけで時間外取引で暴落した(下落率は3日の終値約479ドルから5日時点で約20%に達した)。
市場では「ブロードコムショック」と名付けられ、類似の半導体銘柄が軒並み大幅下落した。その直前には、情報セキュリティ関連のパロ・アルト・ネットワークスや、アメリカの政府機関を主顧客とするソフトウェア企業で、防衛関連としても有名なパランティア・テクノロジーズなども急落していた。
