1/4 PAGES
肝臓と腎臓。このふたつは一見まったく違う役割を果たしているように見えますが、じつはお互い深くつながり合い、協力し合いながら人体を運営している〝兄弟臓器〟です。「肝腎要」の言葉通り、このふたつの臓器の機能を守ることは、人が健康を維持するうえで最重要のカギになると言っていいでしょう。
しかし、肝臓と腎臓は両方とも「沈黙の臓器」。日々の過剰労働で疲弊していても何ひとつ症状を現わさない〝沈黙兄弟〟です。そのため、気づかないうちにいつの間にか肝機能や腎機能を悪化させてしまう人が後を絶ちません。しかも、両者の機能悪化が進むと、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害といった重大な病気のリスクも大きく高まることになるのです。
こうしたリスクを避けるには、早い段階から肝臓と腎臓をセットでケアして機能を回復させていく姿勢が不可欠。栗原クリニック東京・日本橋の栗原毅院長は、新著『
長生きしたけりゃ、肝臓と腎臓を同時に整えなさい』の中で、肝腎要の臓器をよみがえらせるためのノウハウをさまざまな角度から紹介しています。
以下では、その栗原院長が「肝機能・腎機能を守っていくうえでの水分補給の大切さ」について解説します。
肝臓も腎臓もたっぷりの血液が流れていてこそ機能する
みなさんは、肝臓と腎臓には「心臓が送り出す血液量の4分の1」が流れ込んでいることをご存じだったでしょうか。
これは、肝臓と腎臓が健全に働くためには、たっぷりの血液量がよどみなく流れている状態が不可欠だということ。逆に、血液がドロドロになって流れが滞ったり、脱水を起こして血流量が減ってしまったりすると、とたんに機能が低下して不調に陥ることが多くなるのです。
そして、血流や血流量をキープするカギとなるのが「水分摂取」です。とくに暑い夏のさなか、ろくに水分を補給しないまま大汗をかいたり運動や作業をしたりすると、肝臓・腎臓に障害が現われることが多いので十分に注意しなくてはなりません。
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES