およそ2畳ほどの空間には、グラスが入った冷蔵庫と、ビール・サワー・ハイボールのサーバーなどがある。サーバーはいずれも自動式で、グラスをセットしてボタンを押すと注いでくれる。自動化というと無機質にも聞こえるが、これはこれでテンションが上がるという人もいるだろう。筆者もその1人だ。
その他、“大人仕様”のドリンクバー機械もある。大人仕様というのは、コーラやカルピスといった一般的なボタンに加えて「アルコール飲料ボタン」もあるからだ。アルコール飲料ボタンを押し、ミックスしたいドリンクも押すと自分流のカクテルを作れる。学生時代、さまざまな飲み物をミックスして楽しんだ記憶がよみがえる。
ドリンクとしてはだいたいこんなところだが、ドリンクバー機械の奥におつまみが用意されているのは、痒い所に手が届いている印象だ。グラノーラとナッツ、さらにマーブルチョコと「そうそう、こういうのでいいんだよ」という渋いラインナップがそろっている。
と、ここまで触れてきたが、実はワンカラのセルフアルコールバーは「エントリーモデル」ともいうべき簡易的なものであり、主力ブランドのまねきねこではさらにアルコールのラインナップを増やすなど、一段上のセルフアルコールバーを提供している。
そもそもなぜ、「酒離れ」とも言われるこの時代に、同サービスを始めたのか。
「安かろう」ではないアルコールバーを始めたワケ
コシダカホールディングス執行役員で経営企画室長の田中恵氏によると、同社がセルフアルコールバーを導入し始めたのは2025年7月。他エリアと比較して飲み放題の注文率が特に高い、北海道エリアの中でも屈指の歓楽街・すすきのに位置する札幌南3条店で開始した。
