情報はそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考え、自分にとって意味のある知識に変えることが重要だ。
「20代の持ち家率が過去最高」の違和感
先日、大手新聞社や大手不動産会社のHP等の各種メディアに「20代の持ち家率が過去最高」というニュースが飛び交った。
「二人以上の世帯について、20代で住宅を取得する割合が約20年前には18.4%だったところ、直近では35%程度となり、ほぼ倍増した」ということらしい。
これを受けて各メディアで、「住宅高騰の中で早期取得に焦り」「ペアローンや超長期ローンによる効果」「金利上昇に伴う返済リスク上昇による家計に潜む危うさ」「若年層はNISAを含む資産形成に前向き」といった論調の記事が見受けられた。
もちろんデータとしてはその通りなのだろう。各種論調にしても、決して間違えているわけではない。実際、共働き世帯の増加に伴いペアローンの比率は上昇しているし、かつては35年がマックスだった借入期間も、50年という超長期商品の出現により、世帯年収に対するレバレッジが増加。より高価な資産取得が可能となった。そういった側面は確かにある。
