仕事だけしていれば一人前。そんな勘違いをしている男性ビジネスパーソンをいまだに見かける。いわゆる昭和世代だけではない。30代半ばの若い層にもそういった勘違いをしている人がいる。つまり、年齢を問わず一定数、こうした考え方の持ち主がいるのだろう。だが、1人の大人として、生活の糧を得るためや社会貢献のために働くことは当たり前であり、何も威張るようなことではない。
共働きならば、なおさらだ。家賃や生活費を折半し、ペアローンまで組んでいるのに、家事や育児を女性に丸投げ……。そんな状況であれば、1人の大人として果たすべき責任の、ほんの一部だけをかろうじて担っているにすぎない。半人前以下というのが実情だろう。
もちろん、働くこと自体は非常に重要だ。仕事を通じた自己実現や成長、社会貢献など、生活の糧を稼ぐ以上の価値があることは言うまでもない。
しかしながら、ひとりの大人が果たすべき役割は仕事にとどまらない。家事や育児といった家庭内のことに加え、ボランティアなどの社会貢献活動や、コミュニティへの参加など、家庭外の活動にも及ぶのだ。
だからこそ、仕事という誰もが当たり前にやるべきことだけをやって満足したり、それで一流を気取っているビジネスパーソンには、大いに反省してもらいたい。
退職した途端、家に居場所がなくなる
ところで、40代以降のビジネスパーソンはもっと遊ぶべきだ、ということを、以前本連載で述べたことがある。

