ES350eは前輪駆動でDIRECT4の搭載はないが、こちらも走りのよさは期待以上。
最高出力は、ES500eの252kWに対してES350eは165kWと数値では差があるけれど、だからといって、おおきく欠けているものがあるわけではない、と感じた。
電子デバイスは少なくても、「走る・曲がる・止まる」の基本的性能は高いレベルが維持されている。ES350eで山岳路を走ったときも、私は自分が笑顔になっていることに気づいた。
静粛性の高さも、特筆ものだ。かつ、乗り心地もよい。レクサスの広報担当者によると、アメリカのジャーナリストの中には、「もっとソフトな設定でもいいのでは」と言う人もいたとか。
そこは好みの問題もあるだろうが、カーブではしっかりふんばり、高速では柔軟に動いてショックを吸収する。その働きをしっかり果たしてくれていて、好感の持てる足まわりだった。
「Eクラス」や「5シリーズ」のライバルとして
最後に、後席についても触れておく。レクサス広報担当者が「ぜひ試してほしい」と言うので、25kmほどのコースを後席で体験した。
乗った車両は21インチ径のロードホイール装着車で、ハンドリングがよくなる分、乗り心地に影響が出ていた。しかし、後席では意外に気にならない。背もたれの角度調節機能もついていたこともあり、期待以上に快適だった。
メルセデス・ベンツだと「Eクラス」、BMWだと「5シリーズ」が市場でぶつかるだろうプレミアムセダンとしての役目を、レクサスESはしっかり果たしてくれている印象だ。
日本では今回、触れた4モデルすべてが導入された。価格はES350h(FWD)が790万円、同(AWD)が810万円、BEVのES350eでは790万円から、ES500eが830万円からとなる。
ボディサイズ:全長5140mm×全幅1920mm×全高1560mm
ホイールベース:2950mm
車重:2200kg
パワートレイン:バッテリー駆動
システム最高出力:252kW
駆動方式:全輪駆動
一充電走行距離:636km
乗車定員:5名
価格:830万円~
ボディサイズ:全長5140mm×全幅1920mm×全高1560mm
ホイールベース:2950mm
車重:1830kg
パワートレイン: 4気筒2487ccエンジン+ハイブリッド
システム最高出力:145kW
駆動方式:前輪駆動
乗車定員:5名
価格:790万円~
