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「今回のAIバブル」は必ず破裂するが、なぜ今も膨らみ続けなかなか破裂しないのか? 今年崩壊に至る「2つのシナリオ」とは

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閣議を開催するトランプ大統領。6月14日には80歳の誕生日を迎える(写真:ブルームバーグ)
  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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バブルが膨らむ理由と、破裂しない理由は、重なっているが異なる。分けて考える必要がある。

しかし、どちらの話も、ほぼ語り尽くした。この連載でも、「『トランプ大統領の終わり』と『アメリカ社会バブルの終わり』――今はこの2つが同時進行している」(4月4日配信)で議論は終わっている。この記事は、私の議論であるが、おそらく客観的にも正しい。問題は、それでもバブルがはじける気配すら見せず、さらに膨らみ続けているようにさえ見えることだ。

「バブルではない」と言っているのは「2人」だけ

私の株式市場以外の予想は、ほぼすべて当たっている。それは私だけでなく、ほぼすべての普通に観察している人々にとってそうである。つまり、世界の地政学、外交、政治、社会、経済、すべて、世の中は完全に私や良識的な人々の予想どおりに悪くなっているが、悪くなっていないのは株式市場だけ(および一部の類似のリスク資産市場)である。

現在、この世で、間違ったことを言っている人は「2人」だけである。
1人目は「報道」。しかし、「彼」は、アメリカのドナルド・トランプ大統領が言ったことを報じなければいけないので仕方がない。

では2人目は、というと「株式市場」と「株式市場関係者」だ。「市場関係者」は、気づかずにバブルに踊っている人々と、確信犯で自分が参加しているバブルを膨らませるために「報道」を利用している人々がいる。

後者は、報道のネタを利用して、意図的にバブルを膨らませている人々である。報道が伝えたネタを都合よく解釈して、市場がそれを利用してバブルを膨らませることを促し、同時に、「市場関係者の話」として、バブルが膨らむことを正当化するようなストーリーを「報道」にネタとして与える。

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