東洋経済オンラインで4月1日と2日に配信した2本のランキング記事で紹介したとおり、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」を開催した大阪府では、万博をきっかけに住宅地の地価上昇に拍車がかかっている様子が浮かび上がった。
それでは、来年3月に「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」の開幕を控える神奈川県は、どのような状況になっているのか。国土交通省が公表した「26年地価公示」のデータを基に、神奈川県内の住宅地の1平方メートル当たりの地価を抽出。高い順に上位502地点をランキングにまとめた。
坪単価150万超えの地点数は前年から大きく増加
ランキングを概観すると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が300万円を超えた地点はゼロ、200万円を超えたのが10地点だった。冒頭で触れた大阪府がそれぞれ5地点、9地点だったので、神奈川県のほうが突出して地価が高い地点は少なかったものの、地価が高い地点の広がりは大阪府と同程度であることが読み取れる。
また、前年は坪単価200万円超えが7地点、150万円超えが38地点だったのに対し、今年は10地点、55地点と、大きく増えた。こちらからも、じわりと広がる神奈川県の地価上昇の波が浮かび上がってきた。
個別地点に目を移すと、首位は25年と同様、「川崎市中原区小杉町2丁目」(最寄り駅は武蔵小杉)だった。坪単価は299万円と、300万円まであと一歩の水準まで上昇。鑑定書には「武蔵小杉駅から徒歩圏にある住宅地域。交通及び生活利便性に優り、町並み整備も相俟って、根強い人気を博する。今後も更なる発展が期待される」とある。
2位と3位も昨年から変わらず。4位には「川崎市高津区久本3丁目」(同・溝の口)が前年の5位からランクアップした。また、前年は12位だった「横浜市西区岡野2丁目」(同・平沼橋)が、今年は9位まで上昇した。
