2027年に「国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」の開催を控える神奈川県。5月31日に配信した「【2026年版】地価が高い『神奈川県の住宅地』ランキングTOP502」では、花博開催をきっかけに同県内の1平方メートル当たりの住宅地の地価上昇が広がっている状況を紹介した。
本記事では、同じく国土交通省「26年地価公示」のデータを基に、「地価上昇率」にフォーカス。直近1年で地価が大きく上昇した上位約500地点を抽出し、ランキングにまとめた。
地価上昇は東京や千葉に比べて穏やか
ランキングを概観すると、地価上昇率が2桁(10%以上)になったのは10地点だった。近隣の東京都が307地点、千葉県が46地点だったのと比べると、神奈川県の地価上昇はかなり穏やかである状況が見て取れる。
そうした中で1位となったのが「横浜市西区中央1丁目」だった。同地点は京急本線の戸部駅が最寄り駅で、相鉄本線の平沼橋駅にも近い。平沼橋駅の至近地点は本ランキングで10位、地価ランキングでも9位にランクインしており、地価そのものでも上昇率でも上位に食い込んでいるエリアだ。鑑定書によると、「横浜駅から一駅に所在し、容積率が500%であることからマンション適地として希少性は高く、需要は旺盛」だという。
2位は「藤沢市辻堂3丁目」(最寄り駅は辻堂)。JR東海道本線の辻堂駅から相模湾方面に600メートルほど離れた地点だ。鑑定書には「需要者は藤沢市に地縁を有する居住者が中心であるが、東京や横浜への通勤圏にあるため、同一需給圏外の転入者も多い。画地規模の大きな土地を区画割りして分譲している不動産業者による戸建住宅の供給増加が見受けられる」とある。
3位は「横浜市西区岡野1丁目」(同・横浜)だった。エリア的には前述の1位や10位の地点と同じで、鑑定書によると「横浜駅から徒歩圏に所在する住宅地域で、アパート、マンション等も見られるが、自用目的の一般住宅が多く、居住の快適性を重視した取引が市場をリードしている」という。
