品川駅の山室佳久駅長は運転業務の現場が長かった。「昔は引き上げ線にゴミ集積場所がありました。またトイレが設置してあるので乗務員時代は何度か使用していました」と振り返る。
かつては品川駅で集めたゴミを引き上げ線へ向かう回送列車に乗せ、“新品川駅”のホームで降ろしていた。屋根が付いた短いホームとスロープはそのときの名残だ。
駅長が語る品川駅の日常
山室駅長は京急沿線、駅で言えば横浜市の「上大岡駅と屏風浦駅の間」の出身で1985年に入社した。新入社員のときに配属された川崎大師駅と、そのあと短期間勤務した横浜駅以来の駅の現場になるという。
「外国の方からの乗り換えについての問い合わせが多い駅です。日々いろいろな工事が進んでいて、仮囲いや支柱が駅構内にできているので、お客さまや職員に事故がないように、安全にはいちばん気をつかいます」と話す。
また工事中だけに“落とし物”にはとくに注意が必要だ。品川駅では場所によって線路の下に隙間のある仮設桁に置き換えてられている。
「最近はワイヤレスイヤホンを線路に落としてしまう方がいて、日中は電車が運行しているためただでさえ拾うのが難しいのですが、品川駅の場合、線路の下まで落ちてしまうと駅員だけでは取れず、工事をしている方に協力してもらって探してもらうことになります」
