京急の品川駅がターミナルとして特徴的なのは、同駅を終着とする上り電車が2番線に到着すると、そのまま折り返すのではなく、いったん回送列車として引き上げ線に入り、そこで進行方向を変えて横浜・羽田空港方面の1番線に入線するという運用をしている点だ。
京急でいちばん乗降人員が多いのは横浜駅、2番目が品川駅だが、どちらも基本的には上り線・下り線は1本ずつしか使わずに大勢の乗降客をさばいている、という共通点がある。
品川駅の1番線は種別や始発駅、行き先がさまざまな列車が次々に入線してくるため、乗客のほうがあらかじめ自分が乗りたい列車の列に並んで待つことになる。足元の乗車目標の色分けはそのための工夫だ。
引き上げ線の先にある“新品川駅”
品川終着・始発の列車が待機する引き上げ線は泉岳寺方面の上下線の間に2本並んでおり、私鉄最長の12両編成が収まる長さを確保している。また帰宅ラッシュ時間帯は、都営線から直通してくる8両編成の後ろに増結する4両編成も引き上げ線からやってくる。
引き上げ線の北の端には短いホームと屋根だけの駅のような建物があり、鉄道ファンの間では“新品川駅”の通称で知られている。建物には、新品川の”駅名標”もある。
