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とどのつまりは《息を吸っている。吐いている。その事実だけを観る》こと 脳の専門家が説く、負の感情の乗りこなし方

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抑えきれない「負の感情」をコントロールする方法を紹介します(写真:trickster*/PIXTA)
  • 菅原 道仁 脳神経外科医・菅原脳神経外科クリニック院長

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怒りや恐怖、不安、悲しみといった負の感情は、できれば味わいたくないものですが、人が生きている以上はどうしたって避けては通れません。ですが、脳神経外科医の菅原道仁氏によれば、こうした負の感情は無くすことはできなくても、コントロールすることはできるといいます。
本稿では、最新の脳科学の知見と古今の賢人が残した智慧を引きながら、菅原氏の著書『幸せな人は「感じる脳」を持っている』から一部を抜粋・編集する形で、「感情を乗りこなす」ためのプロセスについて解説します。

名前をつけると、感情は「扱えるもの」に変わる

感情を乗りこなすための第一歩として、きわめて有効なのが「名前をつけること」です。心理学の世界では「感情ラベリング」と呼ばれますが、やるべきことは驚くほどシンプルです。

「いま、不安を感じている」「これは怒りだ」「悲しさより悔しさが勝っている」といった具合に、内側に生じている現象を言葉で定義していくのです。

あまりに単純な作業ゆえ、それだけで何が変わるのかと疑いたくなるかもしれません。しかし、ここには脳科学的な裏づけがあります。

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