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撤退できないプロジェクト、別れられない相手、あきらめきれない心が判断を狂わせる「サンクコスト効果」の落とし穴

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会議に参加する女性
長年の投資、巨費をかけたプロジェクト……あきらめきれない思いが裏目に出る(写真:polkadot/PIXTA)
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高い車を買った場合、次の夏休みはどこにも出かけられないかもしれないし、奨学金ローンの支払いが遅れるかもしれない。もしくは、生活費を切り詰めなければならないかもしれない。

このように、さまざまな機会費用(ある選択肢を選ぶことによって、捨てることになった別の選択肢で得られたはずの利益)を失ってもなお、車を買うべきなのか、考えなければならない。

「もったいない」は命取り

ところが、人間は残念なことに、これまで費やした時間と費用のことで頭がいっぱいで、それによって何をあきらめなければならないのかを考えられないのだ。

何カ月もかけて準備してきたプロジェクトを中断しなければならないとき、くやしくない人など誰もいないだろう。それでも、やめるのが正しい選択なら、勇気を出して決断しなければならない。

人生のターニングポイントは、長いあいだとらわれてきたものへの未練と執着を完全に断ち切って、新しいものをつかもうとしたときに訪れるものだからだ。

だから、これまで費やした時間と努力とお金が惜しくてなにかをやめられずにいるのなら、一度じっくり考えてみてほしい。

そのあいだになにか大事なチャンスを逃していないだろうか。

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