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空腹で絶対判断してはいけない!?株価は意外なほど人間の身体的コンディションに左右されている――その驚愕の背景

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食事をしながらスマホを見る女性
空腹があなたの判断力を狂わせる!?(写真:trickster*/PIXTA)

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「判断力」は性格や才能で決まるものだと思われがちだ。
けれど実際には、人の決断はもっと単純なものに左右されている。
眠気、空腹、疲労、焦り。
ほんの少しコンディションが崩れただけで、人は驚くほど近視眼的になり、「いつもの自分なら選ばないはずの答え」を選んでしまう。
日本では、空腹では力を発揮できないことを「腹が減っては戦はできぬ」と言う。
「命をかけた戦」ではないにしても、大事な判断を下すにはコンディションを整えることが欠かせない。

金融業界で長年経験を積んだアナリストが、その著書『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』の中で、「なぜ空腹時に株の売り買いをしてはいけないのか」をエビデンスとともに解説する。

相場の上がり下がりは眠気に左右される

ある日、仲のいい後輩が会社を辞めて、自分の会社を興すつもりだとあいさつに来たことがあった。

どんな会社か気になって尋ねると、仮想通貨のトレーディングをする会社で、今はいろいろな売買の方法を試しているのだという。

仮想通貨の相場は常に変動するけれど、一定のパターンがあって、それを利用すれば儲かるビジネスになるという話だった。

『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話: 好きなことで生きて、一生困らず自由でいるために』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

そのなかで気になったのが、仮想通貨を夜中2時に買って、朝9時に売るという方法。なぜ、そんな方法を使うのか尋ねると、彼はこう答えた。

「夜中2時になると、眠気に勝てずに売る人が増えるので、相場が下がります。そして、朝出勤をして、9時から9時半のあいだに買う人が多いので、この時間は相場が上がるんです。だから夜中の2時に買って、朝9時に売る戦略を自動売買で試してみたんですが、意外にいい結果が得られるんですよ」

肉体的に厳しい環境に置かれていると、人間は正しい判断を下せなくなる。だから、コンディションがよい状態を保つのは、思いのほか大事なのだ。

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