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肝臓と腎臓。このふたつは一見まったく違う役割を果たしているように見えますが、じつはお互い深くつながり合い、協力し合いながら人体を運営している“兄弟臓器”です。「肝腎要」の言葉通り、このふたつの臓器の機能を守ることは、人が健康を維持するうえで最重要のカギになると言っていいでしょう。
しかし、肝臓と腎臓は両方とも「沈黙の臓器」。日々の過剰労働で疲弊していても何ひとつ症状を現さない“沈黙兄弟”です。そのため、気づかないうちにいつの間にか肝機能や腎機能を悪化させてしまう人が後を絶ちません。しかも、両者の機能悪化が進むと、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害といった重大な病気のリスクも大きく高まることになるのです。
こうしたリスクを避けるには、早い段階から肝臓と腎臓をセットでケアして機能を回復させていく姿勢が不可欠。栗原クリニック東京・日本橋の栗原毅院長は、新著『
長生きしたけりゃ、肝臓と腎臓を同時に整えなさい』の中で、肝腎要の臓器をよみがえらせるためのノウハウをさまざまな角度から紹介しています。
以下では、その栗原院長が「肝臓と腎臓の健康を守っていくうえでの脂質とのつき合い方」について解説します。
「肥満のもと」「健康に悪い」はまったくの濡れ衣
まず、みなさんにお聞きします。みなさんは「脂質=アブラ」に対してどのようなイメージを持っているでしょうか。
「脂ものは肥満のもと」「摂りすぎは健康に悪い」「内臓脂肪とかによくない」「血液がドロドロになりそう」「コレステロールが多いからなるべく摂らないほうがいい」……そういうふうにかなりの“悪者扱い”をしている方が多いかもしれません。
しかし、これらはすべて誤り。近年は食事における脂肪分やオイルの評価が大きく見直されてきています。「肥満のもと」「健康に悪い」といった悪評はまったくの濡れ衣であり、むしろ健康維持のために積極的に脂質を摂ったほうがいいことがわかってきているのです。実際私も、クリニックにいらっしゃる患者さん方にも積極的に脂質を摂るようにおすすめしています。
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【「脂ものは太る」「脂ものは健康に悪い」は大ウソだった!】
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