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子の自己肯定感を高めるのは「評価しない大人」との対話 福岡発「トーク・フォークダンス」が全国に"じわり"広がるワケ

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トークフォークダンスの会場
福岡発「トーク・フォークダンス」を全国に広める山口覚さん(写真:筆者撮影)

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「これまでで一番の失敗は?」「最近腹が立ったことは?」「ありがとうを伝えたい人は?」――そんなさまざまなテーマについて、初対面の中学生と大人が1対1で話す。そう聞いただけでは「話が弾みそうにない」という心配や、「何のためにするの」という疑問が湧いてきそうだ。しかし、このユニークな対話の手法「トーク・フォークダンス」が参加者や地域に好影響をもたらしている。福岡で始まり全国へと広がっているこの活動に、15年にわたり取り組み続けてきた中学校を訪れた。

福岡発!総勢700人が関わる一大イベント

体育館いっぱいに5つの円を描き、生徒と地域の人が向き合って座っている(写真:筆者撮影)

年度末となる3月の土曜の朝、福岡県にある福津市立福間中学校の体育館に行くと、5つの大きな円を描くように椅子がズラリと並べられていた。制服を着た高校生や子連れの夫婦、スーツ姿の男性、シニアなど、老若男女さまざまな人たちが次々と体育館にやって来て、入り口では中学生たちが出迎える。訪れる人も生徒たちも、何だかワクワクして楽しげだ。

体育館に掲示された手書きのポスター。福間中では普段から対話を大切にしている(写真:筆者撮影)

この日は、福間中が年に1回開催する「2年生とトーク・フォークダンス」の日。トーク・フォークダンスとは、音楽に合わせてパートナーを交代していくフォークダンスのように、円形に並べられた椅子に向かい合って座り、短時間で相手を代えながら対話する手法だ。福間中では2012年度から毎年、キャリア教育の一環として、中学2年生と地域の大人でトーク・フォークダンスを開催してきた。

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