アカデミアにもじわりと広がりつつある「ルビ」の重要性
窪田:財団の活動を始めて以降、ルビへの理解が浸透してきている感覚はありますか? 変化をお感じになることがあれば教えてください。
松本:1年ほど前から、ルビが振られた読み物が増えてきたのを感じています。我々の財団で、前年度に刊行・販売された本のうち、ルビの多い良書を「ルビフル大賞」として選出しているのですが、実にさまざまな本がノミネートしています。
今の日本では、ルビの研究をしている人は非常に少ないのが実情です。体感では全国に0.5人ぐらいしかいないのですが(笑)、ルビが重要だと言ってくれる人は、アカデミアでも徐々に増えてきていると思います。
ルビフル大賞の審査員も務めてくださっている東京大学の藤井輝夫総長が、昨年の東大の入学式祝辞でルビについて語るという出来事もありました。マイノリティと向き合う姿勢について語る中で、ルビの意義と、私たちの財団に言及してくれたのです。
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