「街にこだわりはなかった」から「家族で住むならここ」へ―池袋から20分、中古戸建て購入した42歳語る"大泉学園"のリアル

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西武池袋線 大泉学園駅北口すぐにある鉄腕アトム像。当日は、東京では珍しい大雪の日だった(写真:筆者撮影)
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若い頃、人は「住みたい街ランキング」に名を連ねる街に憧れるもの。しかし、結婚して、子どもを持ち、生活の軸が変わると、街を見る目は大きく変化する。かつては候補にすら入らなかった街が、「いまの自分たちにとって最適な街」になるのだ。
本連載では、家族で住む街へと移り住んだ人と共に、街を歩きながらライフヒストリーを聞いていく。第1回は、西武池袋線の大泉学園に暮らす、会社員の小山紀子さん(42歳、仮名)を訪ねた。

「夢の痕跡」が名前になった街、大泉学園

池袋から西武池袋線で約20分。「大泉学園」という名前を聞いて、大きな学校でもあるのかと思った人もいるかもしれない。実は関東大震災直後、箱根土地株式会社がこの地に学園都市を建設しようと開発を進め、坪10円で土地を売り出したことに由来する。

昭和7年(1932年)に板橋区が成立する際「大泉学園町」と命名され、駅名もそれに合わせて改められた。ところが大学誘致は思うように進まず、名前だけに名残が残った。いわば、夢の痕跡が街の名前になっているのだ。

だが現在の姿は、畑や直売所の風景も残る、23区内ではめずらしい長閑さを感じさせる街だ。取材の日、初めて降り立った大泉学園は雪に包まれていた。

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