「街にこだわりはなかった」から「家族で住むならここ」へ―池袋から20分、中古戸建て購入した42歳語る"大泉学園"のリアル

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大泉学園はまた、1956年創業の東映アニメーションと東映東京撮影所を擁する「日本アニメ発祥の地」としても知られている。スタジオの一角には入場無料の「東映アニメーションミュージアム」があり、70年前の初期作品から最新作までが一堂に展示されている。

隣接して「T・ジョイ SEIBU 大泉」という映画館もあるため、最新作と懐かしのアニメ、両方に触れられるスポットだ。

「夫は映画が好きなので、映画館がある街が条件のひとつだったんです」と小山さん。

アニメの街らしい雰囲気はほかにもある。大泉学園駅北口を出て右手に曲がると、『鉄腕アトム』『はだしのゲン』『銀河鉄道999』『うる星やつら』のラムちゃんなど人気のキャラクターが、等身大サイズで並んで迎えてくれるのだ。

『あしたのジョー』の等身大の銅像もあった(写真:筆者撮影)

池袋から20分、利便性と緑が同居する暮らし

長閑な街ながら、利便性が高いのも大泉学園の特徴だ。

駅からペデストリアンデッキでつながっている商業施設「ゆめりあフェンテ」は4階建ての複合商業施設で、充実した惣菜コーナー、スーパー、書店、ドラッグストア、クリニック、飲食店などが入っている。惣菜コーナーも、充実の品揃えで良心的な価格帯のものが多い。

駅の南口からペデストリアンデッキで、商業施設「ゆめりあフェンテ」へ(写真:筆者撮影)

一方北口には、徒歩1分の場所に「グランエミオ大泉学園」という商業施設があり、こちらは地下1階、地上3階建て。ロフト、カルディ、成城石井などが入っているほか、屋上には公園のようなスペースがあり、ベンチに座ってくつろげるのがうれしい。

自然がそばにありつつも、都市の機能がきちんと揃っている。

それは小山さんが、この街を選んだ理由のひとつだそうだ。

「下町っぽい雰囲気よりは、駅前にちゃんと商業施設があるほうが安心。本屋も好きで、くまざわ書店とジュンク堂があるので、どちらもよく行きます」

線路沿いを石神井台方面へ進み、1本入ると戸建て住宅が並ぶ、静かなエリアが広がる。一軒、一軒、デザイナーズハウスのような意匠ある戸建てが並んでおり、上品な雰囲気だ。

線路沿いから1本入ると、趣きのある戸建てが並んでいた(写真:筆者撮影)

線路沿いには子育て支援センター「大泉ぴよぴよ」や、個人商店も点在する。小山さんのお気に入りだという雑貨店「ももも商会」には、紙もの雑貨や海外のゲームが並んでいて、遊び心がくすぐられた。

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