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「トランプ大統領の終わり」と「アメリカ社会バブルの終わり」――今はこの2つが同時進行している

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  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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1日に国民向けの演説を行うアメリカのトランプ大統領。いよいよ今回のバブルは崩壊するのだろうか(写真:ブルームバーグ)

今はバブルである。

私は「間もなく株価は大暴落し、崩壊する」と繰り返し言ってきた。
その多くは外れた。何度か大当たりし、大暴落が起こり「やっと来たか」と思ったが、その都度株は盛り返し、むしろ暴落をバネに史上最高値の更新が繰り返されてきた。バブルであることは間違いないが、その崩壊のタイミングを見誤り続けた、というのが、私の予想が外れ続けている理由だろう。

まだバブルは生きている

私の予想が決定的に当たったことは一度だけある。2008年のリーマンショックである。

しかし、これは、皆がわかっていたことだ。経済学者は何名かが予言していたし(現プリンストン高等研究所教授のダニ・ロドリックはこれを機に一般的にも有名になった)、投資家たちはひそかに空売りをしていて、リーマンショック後、それで大儲けをした事実で有名になった。

インナーサークルだった人々、あるいはバブルを膨張させていた側もわかっていたが、崩壊よりも前に公に表明していたのは、「音楽が鳴っているうちは、踊り続けなければならない」と07年の夏にフィナンシャル・タイムズのインタビューに答えた、米シティグループCEO(当時)のチャック・プリンス氏ぐらいだった。

さて、今回は、イスラエル・アメリカによるイラン攻撃、イラン戦争で、半分くらいの人々は「ついにバブル崩壊か」と思い始めたことを表に出すようになってきた。

さらに、原油価格は戦争が終わったとしても高止まりを続ける見通しであり、「これなら完全にバブル崩壊決定」と思いきや、アメリカのドナルド・トランプ大統領が「ホルムズ海峡がどうであっても、とにかく戦争はやめる」などと側近に語ったというニュースが駆け巡ると、株価は急反転。まだ、バブルは生きていることを示した。

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【「今がバブルであること」が間違いないワケ】

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