東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「フキハラ」の影で…感情を抑え「自分が壊れる」管理職の限界――部下との関係でメンタルを崩壊させないための具体策3つ

6分で読める
  • 船見 敏子 公認心理師、産業カウンセラー、1級キャリアコンサルティング技能士

INDEX

「フキハラ」の報道を受け、ますます疲弊する管理職……(写真:Luce/PIXTA)

先日、「不機嫌な態度で部下を萎縮させた」として、警視庁で署長や本部長を歴任した警視正が2025年末に警務部長注意処分を受け、退職したことがメディアで報じられました。いわゆる「フキハラ(不機嫌ハラスメント)」が認定されたという衝撃的なニュースでした。

職場の心理的安全性を守る意味では、この判断には理があります。

しかし、筆者はこのニュースを聞いたとき、あるリスクを強く懸念しました。管理職たちがますます疲弊し、バーンアウトするのではないかというリスクです。

自分が壊れていきそうで怖い

ある商社でハラスメント防止研修を行ったときのこと。終了後に課長のEさんが声をかけてきました。「アンガーマネジメントの研修を受けて以来、私は怒らないようにしています」とのこと。

聞くと、一向に仕事を覚えない部下や、ミスが多い部下に怒りが湧いてきても、6秒ガマンして、必死に怒りをこらえているといいます。

次ページが続きます:
【Eさんが口にした「限界」】

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象