「フキハラ」の影で…感情を抑え「自分が壊れる」管理職の限界――部下との関係でメンタルを崩壊させないための具体策3つ

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③相談窓口に電話する

Eさんのように自分が壊れそうだと感じているとしたら、ストレスが限界に達しています。すぐに感情を吐き出す対処が必要です。

従業員のメンタルヘルスをサポートする社内の相談窓口(従業員支援プログラム:EAP)に電話することをお勧めします。医師、公認心理師、臨床心理士などの専門家が対応にあたってくれます。

そもそも不機嫌になりがちな人は、ストレスを上手にコントロールできていません。誰にも相談できず、悩みを抱え込んでいることも多いのです。同僚や友人に気軽に相談できない状態ならなおのこと、専門家に話を聴いてもらう時間が必要です。

筆者もかつて電話相談の相談員をしていましたが、「雑談がしたくて電話した」という方もいました。それくらい気軽に使えるものなのです。相談したことが会社に伝わることはないので、安全に怒りを吐き出すことができます。

会社に窓口がなければ、お住まいの自治体には無料で利用できる心の相談窓口があるので、そこを利用する手もあります。

感情をケアする時間を作る

不機嫌にしているだけで、ハラスメントになるわけではありません。ただ、それが蓄積すれば、フキハラになるリスクがあります。それに、誰か1人不機嫌な人がいるだけで、職場の雰囲気は確実に悪くなります。

ですから、機嫌よく過ごせるよう自分をマネジメントする力は今後さらに求められるようになります。

イライラは、ガマンしなくていいのです。怒りを吐き出して、感情をなだめるのが適切な対処法です。そのうえで人への期待を適度に保つことで、不機嫌のタネは減っていきます。

感情労働と言われる現代の管理職には、自分の感情をケアする時間が必要なのです。

船見 敏子 公認心理師、産業カウンセラー、1級キャリアコンサルティング技能士

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ふなみ としこ / Toshiko Funami

株式会社ハピネスワーキング代表取締役。大手出版社で雑誌編集に携わり、1000人超の著名人を取材。インタビュースキル向上のためにカウンセリングを学んだことを機に、2005年、カウンセラーに転向。以後、全国の企業、自治体等でメンタルヘルス対策及び組織のウェルビーイング向上支援を行う。これまでに約1000社、10万人のケアに関わり、メンタル不調者を6割減らした実績も。ストレスチェックに精通し、分析結果に基づく職場改善コンサルティング・研修も多数実施。著書に『戦略的休暇』(ぱる出版)、『結局、いいかげんな人ほどうまくいく』(PHP研究所)など多数。

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