親元を離れて暮らす宮澤亜矢子さん(仮名・大学生)。地域の中核を担う中堅国立大学に通いながら、とあるウインタースポーツにも打ち込んでいる。
高校時代は地元の強豪校に通い、選手としても力を伸ばしていた。スポーツの実績を生かし、都内最難関私立大学への推薦入試の道もあったが、結局本人は国立大学への進学を希望した。
なぜ、彼女は合格の可能性も高く、偏差値的には上位となる最難関私立大ではなく、中堅国立大学を一般入試で受験したのか。そこには、スポーツだけではない自分を広げたいという強い思いがあった。
学業と部活を両立する難しさ
亜矢子さんが大学でも続けるウインタースポーツとの出会いは小学生の頃だった。
冬の寒さが厳しい地域では、体育の授業にスケートやスキーが取り入れられている学校がある。亜矢子さんの育った北日本のとある地域でもこのような冬のスポーツを授業でやるほか、放課後も地域の子どもクラブで楽しむことができた。
中学でも部活動としてこの競技を継続し、熱心に取り組んだ。一方、勉強はさほどしていなかったため、中学の成績は当初、学年でほぼビリの状態。だが、高校への進学を考えていく中で本人が変わっていく。
中学卒業後も競技を続けたいと思っていた亜矢子さんは、同じ部活動のある普通科の高校を進学先に選んだ。大学の進学実績もある高校で、競技一本に絞らず、可能性を広く持っておきたいという気持ちからだった。
こうして具体的に進学を考える中、亜矢子さんの勉強に対するエンジンは一気にかかるようになった。塾に通い、成績を伸ばした結果、推薦入試で無事にこの高校に合格、高校生活が始まった。


















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