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JR中央線沿線には、どこか文化的な雰囲気が漂う。東急田園都市線は、洗練されたファミリーが暮らす街。城東エリアは人情味にあふれ、湾岸のタワーマンション群は新しい富裕層の象徴――。私たちは、知らず知らずのうちに、沿線や街に対する漠然としたイメージを頭の中に描いています。ですが、そのイメージや空気感の正体とは、いったい何なのでしょうか。そして、私たちが当たり前のように感じている常識は、果たして本当の姿を映しているのでしょうか。
住む場所や沿線によって人々の暮らしや価値観は本当に違うのか? なぜ、あの街では「お受験熱」が高く、この街には「IT人材」が集まるのか? その背景にある都市の構造、歴史、そして人々の営みを、膨大なデータとともに解き明かしていく、知的な冒険の旅へ、『
データでわかる東京格差』の著者、にゃんこそばさんに案内してもらいましょう。
会社や団体の役員は、経営判断や業務執行を行う責任あるポジション。会社規模などによってその影響力や報酬は異なりますが、ビジネスパーソンにとっては、キャリアの頂点に近いポジションといえるでしょう。
では、そうした役員層は、どのような街を住み家として選ぶのでしょうか。国勢調査のデータを用いて、彼らが集まる街を可視化すると、東京という都市が持つ社会経済的な凹凸が見えてきます。
港区、千代田区では「50代男性の約4人に1人」が役員
はじめに、50~59歳の男性就業者に占める会社・団体役員の割合を見てみましょう(図1)。
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【都市部ほど役員比率が高くなる傾向が見える】
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