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しかし近年は、両都市ともに都心部やウォーターフロントの人気が高まっています。札幌駅周辺や中島公園(豊平川沿い)、福岡市の赤坂や百道浜・地行浜といったエリアでタワーマンションや高級マンションの分譲が進み、新たな経営層の居住地となりつつあります。
「役員の多い街」の条件が見えてくる
こうして国内主要都市の「役員の多い街」を眺めてみると、「緑豊かな丘の上」という伝統的な高級住宅地に加え、職住近接と眺望を兼ね備えた都心・ウォーターフロントが人気を集めていることに気づきます。
一部では「富裕層が山から降りてきた」と評されることもありますが、今後、経営者が選ぶ街はどのように変化するのでしょうか。次回(2025年)、次々回(2030年)の国勢調査の結果に注目したいところです。
※1:国土交通省『
PLATEAU』の建物データより、20階建て以上の共同住宅の分布を地図化した
※2:段丘面:川の流れや地面の隆起・沈降などの地殻変動によってつくられる、緩やかな傾斜を持つ平坦な地形。ここで紹介している地域は多摩川や野川、仙川の浸食によってできた段丘崖の上にあり、見晴らしや日当たりにすぐれた土地も多い
※3:農地の生産性を上げるため、入り組んだ土地の区画を整え、農道や水路を整備する事業。玉川村の事例では、将来の宅地化を視野に入れ、計画的な街づくりの手法として応用された
※4:カワセミと高級住宅地:柳瀬博一教授(東京科学大学)の『カワセミ都市トーキョー 「幻の鳥」はなぜ高級住宅街で暮らすのか』(平凡社、2024年)で、詳しく論じられている
※5:宝塚歌劇団:発足当時は宝塚唱歌隊。宝塚新温泉(その後の宝塚ファミリーランド)のアトラクションとして歌劇を上演していた