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末期の肝臓がんを患う父親の“死期”を知ったきょうだいに起こった「変化」《親のがんを幼い子どもに伝えるときの大切なこと》

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  • 中村 明澄 向日葵クリニック院長 在宅医療専門医 緩和医療専門医 家庭医療専門医

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父親の余命がわずかなことを知ったきょうだいは――(写真:KAORU/PIXTA)
「パパなんか死んじゃえ!」。父親の余命が残りわずかなことを知らない子どもは、こんな言葉を口にしてしまった――。
これまで1000人を超える患者を在宅で看取り、「最期は家で迎えたい」という患者の希望を在宅医として叶えてきた中村明澄医師(向日葵クリニック院長)が、若い人たちにも知ってもらいたい“在宅ケアのいま”を伝える本シリーズ。
今回のテーマは、“親のがんを子どもにどう伝えるか”。末期がんで余命数日の父親と幼い子どもたちとのエピソードを元に考えていく。

末期の肝臓がんで緩和ケア

末期の肝臓がんで、自宅で緩和ケアを受けていたAさん(44)。2年前にがんと診断され、手術や抗がん剤治療などを受けていましたが病状は思わしくなく、主治医から「手術や抗がん剤治療はこれ以上できない」「緩和ケア以外に、できる治療はない」と言われてしまいます。

これ以上、症状が改善する見込みがないと知ったAさんは、自宅で緩和ケアを受けることを決め、筆者は緩和ケア専門医兼在宅医として、Aさん家族と関わるようになりました。

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