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「わざわざ飛びながら眠る」鳥がいる理由とは?動物の≪睡眠にまつわる疑問≫を東大准教授が解説!人間の”ぐっすり眠る”も実は習性ではない?

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動物の睡眠も「動物行動学」の研究対象。そこには人間の睡眠スタイルを理解するためのヒントが隠されているかも(写真:kaka/PIXTA)
昨今、注目が高まっている「動物行動学」について、わかりやすく学べる超入門書『君たちはなぜ、そんなことしてるのか? 東大准教授のひそやかな動物行動学講義』が発刊されました。
鳥や虫、魚、哺乳類、単細胞生物まで多種多様な動物の行動や生き方を取り上げながら、ファーブル、ローレンツ、ティンバーゲン、ドーキンスなど歴代の科学者たちの知の探究をわかりやすく教えてくれます。
本書から、一部を抜粋して紹介します。

「何もしないをしてるんだよ」プーさん

動物行動学がどういうものかというと、動物の行動を研究する学問である。いや、そりゃそうだろ。

英語ではエソロジー(ethology)というが、英語圏の人にもあまり知られている言葉ではない。「なんですかそれ」と聞かれたら、Science for animalsʼ behavior すなわち「動物の行動のサイエンス」と言い直すこともある。日本語も英語も字面のまんますぎて、説明するのもバカらしいほどだ。ところが詳しく説明しようとすると案外、捉えどころがないことに気づく。

この学問は動物の「行動」を研究する、と定義した。だが、ちょっと考えてほしい。

動物が行動以外のことをするだろうか?

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