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「ガチャ」「匿名つぶやき」「ドット絵自撮り」Z世代を惹きつける“不完全”コンテンツの中身

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  • 原田 曜平 芝浦工業大学デザイン工学部UXコース教授

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(写真:kouta/PIXTA)

Z世代が生きる令和の時代は、再開発により街並みが整備され、ネットで効率的にクオリティの高い情報を一瞬で得られます。しかし、時代の流れと逆行するかのように、Z世代は「不完全さ」を求めるようになってきているようです。こうした状況を、芝浦工業大学の大学生、附属校の生徒がレポートしてくれます。

“ゆるさ”や“不完全さ”に心地よさ

Z世代は、「完璧に作り込まれたもの」よりも、どこかに未完成な部分や想像の余地が残されたものに魅力を感じる傾向がある。見る側・使う側に解釈の余地を与えてくれる“ゆるさ”や“不完全さ”に心地よさを見出しているのかもしれない。以下に3つの事例を紹介する。

事例①びっくらたまご zeroni

推しキャラはどれ? 中身が見えない入浴剤が大ヒット

(筆者撮影)

今年7月、韓国の人気ボーイズグループZEROBASEONE(ZB1)の公式キャラクター「zeroni」をかたどったカプセル玩具入り入浴剤「びっくらたまご zeroni」がPPIHグループ店舗限定で発売された。

入浴剤の中に溶け込んだカプセルからZB1メンバーにちなんだかわいいマスコット(全9種類)が出てくる商品で、発売直後からZ世代を中心に大きな話題を呼んだ。

10~20代の若者に支持されているグループだけに、そのキャラクターグッズ「びっくらたまご」も推し活としてSNS投稿が相次ぎ、発売4日目には完売店も現れる人気ぶりを見せた。Z世代にとって子どもの頃に親しんだ入浴剤玩具という“懐かしさ”も購買意欲を刺激したようだ。

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