「お小遣いが足りない」せがむ子どもの"かわし方" 子どもはまだ「お金の管理」を学んでいる途中

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お小遣いを通してこんな素晴らしいギフトを与えられる子育ては、とても素敵だと思いませんか?

足し算や引き算などの練習にもなる「お小遣い帳」

【⑤ お小遣いを自分で管理できない子どもへの声かけ】

×「自分で管理できるようになるまで、お小遣いはあげません」
〇「一緒にお小遣い帳をつけてみようか」

お金を管理することは、生きていく上でとても大切な力だということは言うまでもありません。子どもの年齢や成長に合わせて、少しずつお小遣いの管理ができるように、家庭の中で練習していきましょう。

3日で自発的に動く子になる! 信頼声かけ: 声かけは、注意が1割 信頼関係作りが9割
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子どもが何歳になった時に自分で管理できていたら、親は安心ですか? 毎月1回お小遣いをもらえるとしたら、1年で12回その練習の機会がありますよね。長い目で見て、子どもの成長を期待しながら、親子で一緒に成長していけるゲームのように楽しく取り組んでいきましょう。

×「自分で管理できるようになるまで、お小遣いはあげません」

できないことを禁止するこの対応は、子どもは罰を受けている気持ちになり、自尊心が傷ついてしまいます。

この経験が繰り返されると、未経験のことや、やれる自信がないことにはチャレンジしないという、消極的な子どもに育ってしまいます。そこで、この声かけに変換してください。

〇「一緒にお小遣い帳をつけてみようか」

お小遣い帳の使い方を子どもと一緒に練習しましょう。可視化することで管理しやすくなりますし、足し算や引き算などの練習にもなりますから、一石二鳥です。

そもそも、できないことができるようになるのは、素晴らしいことです。親はそれに手を貸しましょう。そうして、喜びを親子で共有することができれば、子どもはみるみる積極的に様々なことにチャレンジする勇気を育てていきます。

(イラスト:こげのまさき、出所:『3日で自発的に動く子になる! 信頼声かけ: 声かけは、注意が1割 信頼関係作りが9割』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

下村 弥沙妃 小児科看護師、育児アドバイザー

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しもむら みさき / Misaki Shimomura

1977年、三重県生まれ。看護学校卒業後、大学病院の小児科病棟へ就職。勤務経験から、健康状態や環境に左右されない「心の作り方」が大事であり、そのカギを握るのが親子関係だという確信を得る。そこで理想の育児を徹底的に学ぶべく数々の資格を取得。2011年より自己肯定感を高める育児セミナー、カウンセリング、育児相談を開始。評判を呼び、口コ
ミだけで最長2年半待ちのセミナーとなる。2020年に長男がエレクトーンと両立しながら1年で灘中学に合格。しかも入試2か月前のエレクトーンコンクールではセミファイナリスト入賞を果たす。そのやりたいことをしながらも最難関校に合格させたノウハウは幅広い層の親たちに衝撃を与え、さらにセミナーの問い合わせや相談が増えている。次男も難関校の滝中学に合格。現在までに、育児セミナー、個人セッションのほか、公立中学校PTA研修講師、公立小学校特別授業講師、児童発達支援事業所専属心理士など、これまで1万人以上の心身の健康をサポートしている。メディア出演も多数。

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