脱線車両を放置「いすみ鉄道」社内で何が起きた? かつてはローカル線再生の優等生だったのに

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事故現場に放置され続けていたいすみ鉄道の車両(筆者撮影)

現在も全列車が運休

2024年10月4日午前8時08分ごろ、千葉県いすみ市の大原駅と大多喜町の上総中野駅を結ぶいすみ鉄道で列車の脱線事故が発生した。脱線した2両編成のディーゼルカーには、県立大多喜高校の生徒ら104人と運転士1人が乗車していたが幸いけが人はなかったものの、事故現場ではレールが外側に倒れていた。

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脱線事故を起こした車両は、事故発生の5日後となる10月9日に大型クレーンにより線路上に戻され、当初は10月中の運転再開を目指すとしていたが、年が明けた2025年になってもいすみ鉄道では全区間で列車の運休が続き、車両も事故現場に放置されたままの状況が続いていた。

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櫛田 泉 経済ジャーナリスト

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くしだ・せん / Sen Kushida

くしだ・せん●1981年北海道生まれ。札幌光星高等学校、小樽商科大学商学部卒、同大学院商学研究科経営管理修士(MBA)コース修了。大手IT会社の新規事業開発部を経て、北海道岩内町のブランド茶漬け「伝統の漁師めし・岩内鰊和次郎」をプロデュース。現在、合同会社いわない前浜市場CEOを務める。BSフジサンデ―ドキュメンタリー「今こそ鉄路を活かせ!地方創生への再出発」番組監修。

 

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