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ビジネスで必要条件と十分条件を使いこなす方法 論理的に見えて実はそうではない意思決定をしないために

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必要条件と十分条件の理解は、論理的に物事を考える際にも非常に重要です(写真:アン・デオール/PIXTA)
ビジネスでは論理的に意思決定することが重要だ。しかし、論理的に見えて、実はそうではない意思決定が日常的に見られる。その一例が、必要条件と十分条件の関係を取り違えてしまうこと。大人の数学塾の塾長を務める永野裕之氏に、具体的な例を【問題】として取り上げて、解説してもらった。
※本記事は『【数学的】意思決定トレーニング』の内容を一部抜粋したものです。

必要条件と十分条件

【問題】
上司に次のように言われました。
「7時間以上の睡眠をとれば必ず仕事の効率が上がる。だからお前は7時間以上の睡眠をとる必要がある」
必要条件と十分条件の観点から、上司の言葉の矛盾点を指摘してください。

ビジネスシーンで「必要条件」や「十分条件」という用語がそのまま登場することもありますが、必要条件と十分条件の理解は、論理的に物事を考える際にも非常に重要です。必要条件や十分条件の具体的な使い方を解説していきます。

出かける前にクローゼットの前で洋服を選ぶとき、季節が夏なら、夏服の中から選びますね。それは「今日着る服には暑さをしのげることが必要」だからです。同じように、出かけていく場所にふさわしいか、会う相手に失礼がないかなども吟味するでしょう。これらも今日着る服の必要条件です。

このように、何かを選ぶときは必要条件を重ねていけば、どんどん範囲が狭まり、目的のものが見つかりやすくなります。

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