英誌が「世界で最もクール」に選んだ日本唯一の街 "未開発地帯"学芸大学が魅力的な納得理由

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個性的な店にクリエイティブで地元が好きな人たちが集うと考えると、街で過ごす時間が楽しくないわけはない。小さな店で隣り合えば顔なじみも増えやすいし、趣味性の高い店もこの街なら成り立つという決断がしやすいはずだ。

飲み屋も充実。最近は若い人が始めた店も目立つ(写真:編集部撮影)

加えて地元の町会、商店街もノリがよく、イベント開催を報告すると「いいじゃん、面白そう」と町会でチラシを配ったり、掲示板に貼ったりして応援してくれると聞いた。

新しい取り組み、新しい人たちに対してウェルカムな雰囲気があるわけで、海外から訪れる人、暮らすようになる人にとってこれは大きなポイントになっているはずだ。

外の人ではなく、ここに住む人を意識した高架下

ちなみに学芸大学の高架下は登場した時点から大きな話題になり、今も外から多くの人を集めている中目黒の高架下とは違い、この街に住む人を強く意識した「まちの縁側」というキーワードでリニューアルされている。

商店街と交差する位置にあり、ここで暮らす人達が出会える場として用意されたと言えばよいだろう。大きくメディアで取り上げられることは少ないが、街の人たちにとってリニューアルの満足度は高いと聞いた。

かつて駅の西口にあった古書店「流浪堂」も学大の高架下に戻ってきた(写真:編集部撮影)

さて、海外からの目という意味では1つ、ほとんどの人が知らないであろう点を指摘しておきたい。筆者は2005年に学芸大学を紹介する記事をウェブで書いているのだが、そこで使われている筆者撮影の写真を借りたいとテレビ局から依頼を受けたことがある。

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