早慶で「サークルに青春を捧げた男」驚きの20年後 早稲田実業中退→大検→経産省の官僚、そして・・・

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コミュニケーションをとりながら、自分がそこにいることが楽しくなるような気持ちにしていくと、組織としてもいい方向に進むことも学びました。こうした経験は今の仕事を進めるうえでも役立っていると思います」

人生は「その後の行動次第」

また、今までの人生を振り返ると、高校中退、大学院中退、経産省退職など、その時々で学校や職場、進路を変更しながら今にいたる。自分の決断に対して思うことを聞くと、

「当時は高校中退することに迷いはなかったのですが、少し時間が経ってから、意外と早稲田という名前にアイデンティティをもっていたことは自覚しました。

また、大検を取得して浪人生活をしていたときは、先に同じ年の友達が大学生になったことで、コンプレックスも感じました。経産省を辞めたときも迷いはなかったのですが、代えがたい仕事を辞めたと今でも多少は振り返ることもあります。

でも……、無理して合わないことを続ける必要はないですし、違和感がある状態で長い間、貴重な時間を使うなら、早く自分がやりたいことをやったほうがいい。自分の人生はその後の行動次第だろうと思うんです。

また、学校や経産省を辞めるときも、次のプランを考えたうえで辞めています。高校中退する時点で大学受験を、早稲田の大学院を辞めたときは東大の大学院を、経産省を辞めたときは弁護士と、その時々で先を考えて、自分の信じる道を進んできた結果が今につながっていると思います。

仮に何かを辞めて失敗だと感じたとしても、また違ったプランで頑張れたらいいなと思うんです。私は学校中退や経産省も退職をしていますが、その後納得のいかない生き方や働き方をしていたら後悔していたかもしれませんが、自分が納得するような道を進めているので後悔もなく、今は充実しています」

清々しい笑顔を浮かべる依田さんの生き方から、私たちが学べることは少なくない。

松永 怜 ライター

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まつなが れい / Rei Matsunaga

東京生まれ。千葉育ち。理学療法士として医療現場で10数年以上働いたのち、フリーライターとして活動。WEBメディアを中心に、医療、ライフスタイル、恋愛婚活、エンタメ記事を執筆。 好きな場所は甲子園と神宮球場。地方大会から高校野球の応援に行くことも。そのほかライブ鑑賞、アクリル画を描くことが好き。

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