元メルカリ幹部がタクシー業界に乗り込んだ事情 日本版ライドシェア普及へ台風の目になれるか

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――一方で、ライドシェアの全面解禁に向けた議論は足元でスローダウンしている印象です。全面解禁までに想定よりも時間がかかるとなると、焦りはありませんか。

青柳 ライドシェアは社会にとって必要なもので、議論をしてくださる方々もいる。全面解禁のタイミングがいつなのかはわからないが、社会にわれわれが必要とされていると信じて、「それまでどうにかサバイバルするぞ」という、ある種の信念でやっている。

それと同時に、M&Aをしたタクシー会社をしっかりと経営していく。タクシー事業はめちゃくちゃ利益率が高いというわけではないが、もっと効率的にできる部分も多いので、しっかりとした利益を生み出せる構造に変えていく。

タクシー事業以外にも、ライドシェアサービスを行うためのアプリ開発なども行っているので、経営していくうえでは胆力が必要だ。

村松 魁理 東洋経済 記者

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むらまつ かいり / Kairi Muramatsu

自動車業界、工作機械・ロボット業界を担当。大学では金融工学を学ぶ。趣味は読書とランニング。パンクロックとバスケットボールが好き。東京都出身。

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森田 宗一郎 東洋経済 記者

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もりた そういちろう / Soichiro Morita

2018年4月、東洋経済新報社入社。ITや広告・マーケティング、アニメ・出版業界を担当。過去の担当特集は「サイバーエージェント ポスト藤田時代の茨道」「マイクロソフト AI革命の深層」「CCC 平成のエンタメ王が陥った窮地」「アニメ 熱狂のカラクリ」「氾濫するPR」など。

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