東大卒地方出身の勉強法デザイナー「みおりん」が包み隠さず語る宅浪のリアル 宅浪に「向いていない人」のいくつかの特徴とは

「集団授業に向かずお金ももったいない」と宅浪を決意
1994年生まれ。地方の県立高校から東大を受験するも、現役時は大差で不合格に。予備校に通わず独学する“宅浪”を経て、1年後に東京大学文科三類に合格。大学在学中にブログ『東大みおりんのわーいわーい喫茶』で勉強法に関する情報発信や学習相談サービスを開始。同大学の法学部を卒業後、1年半のIT企業勤務を経て2020年に独立。会社員時代に始めたYouTube「みおりんカフェ」をはじめとした各種SNSでは、子どもから大人まで使える楽しい勉強法を紹介し、総フォロワー数は25万人を超える。現在は勉強法デザイナーとして勉強法やノート術について情報を発信するほか、サンスター文具とのコラボ文房具シリーズ「みおりん Study Time」のプロデュースや学校講演、イベント登壇などを行う。『豆腐メンタルのわたしが宅浪で東大に入れた理由』(二見書房)、『大学合格を引き寄せる! 東大卒がおしえる 逆転おうち勉強法』(KADOKAWA)など著書多数
(写真は本人提供)
みおりんさんが東大を目指したのは、ひょんなことからだった。
「高校1年生のときに最初の進路希望調査があり、大学名をいくつか書いて提出するように言われました。両親を含め周囲に大学卒業者がほとんどいなかったこともあって、有名難関大の名前しか知らず、東大、京大、一橋に早稲田など、知る限りの大学名を書き連ねました」
当時は大学に進学するかどうかさえ決めていなかったというが、自己暗示にかかりやすいという性格も影響し、調査票に書いたことで徐々に東大進学を意識するようになった。しかし、現役時は大差で不合格だった。
「気づくのが遅すぎましたが、受験直前になって初めて“東大合格のためにやるべきことができていない”と認識しました。東大は受験科目が多く、天才よりも『要領のいい人』が入る大学です。もう1年かけて、合格のためにやるべきことを調べ上げ、計画的にやり通すことができれば東大に合格できるはず」と考え、迷わず浪人を選択した。予備校に通うことは検討しなかったという。

















