「黄色いグルメガイド」ゴ・エ・ミヨが目指すもの 47都道府県を網羅するレストランガイド本
「今年のシェフ賞」は、東京「ジョエル・ロブション」総料理長の関谷健一朗さん。
関谷さんは、2023年にフランス版人間国宝ともいわれるフランス国家最優秀職人章(M.O.F.)受章という快挙を成し遂げたばかりだ。
「今年のシェフ賞」は「ゴ・エ・ミヨ」で最も重要な賞で、「持てる才能を縦横に発揮して、最も斬新で完成度の高いインパクトのある料理を提供している料理人」へ贈られる。
「『ゴ・エ・ミヨ』のフランス版を修業時代にずっと見ていて、そこに載っている有名シェフは当時は雲の上のような憧れの存在でしたし、『今年のシェフドラネ(今年のシェフ賞)は誰だろう』と、料理業界みんなが注目していました。
その賞を私がいただける日が来るとは思ってもみませんでした。この賞にふさわしい仕事を、常にやっていきたいと思います。
料理人という素晴らしい職業につきたいと思う人を少しでも増やしたい。一つのことを習得するのは時間がかかりますが、諦めずに続けていけば必ず報われることを伝えていきたいし、私にできることがあれば喜んでサポートしたい」(関谷さん)
能登で被災のシェフや女性シェフの受賞
受賞者のひとり、「明日のグランシェフ賞」の石川県七尾市「一本杉 川嶋」の川嶋亨さんは、1月の能登地震で被災した店舗を再建するため奔走中だ。
「一本杉 川嶋」の店舗は昭和初期に建てられた国登録有形文化財の民家で、店のある一本杉通りは川嶋さんの故郷でもある。
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