日経平均株価が2000年4月以来15年ぶりに2万円の大台を回復した。しかし、終値で大台を超えたのは4月中に4営業日のみ。ゴールデンウイーク明けにかけて調整局面となった。15年前も日経平均株価が終値で2万円を超えたのは18営業日のみで、その後急落していった。日本株はまさに今が正念場である。
米国における株式相場の格言に、“Sell in May and go away(5月に売れ、そしてどこかへ出掛けろ)”がある。毎年この時期になると出てくるトピックであり、今年も出てきた。この格言には続きがある。“But remember to come back in September(9月に戻ってくることを忘れるな)”である。つまり、株価の調整局面は5~9月であり、10~4月は株価の上昇局面ということになる。
そこで、ここでは1年を前年9月末~4月末(以下、A)、4月末~9月末(以下、B)の2期間に分け、1990年以降について日米の株価の動きを検証してみた。日本についてはTOPIX(東証株価指数)、米国についてはS&P500を使った。
まず、絶対的なパフォーマンスがプラスになったのは、日本については、Aが26例中15例(約65%)、Bは25例中5例(約39%)であった。一方、米国はAが約58%、Bが33%であった。確かにこの四半世紀では「5月に売れ」は有効であったように見える。続いて、パフォーマンスのプラスマイナスは問わず、AのパフォーマンスのほうがBを上回ったケースを見ると、日米とも25例中18例(約72%)であり、相対的に見ても9月末~4月末のほうが株価は上昇しやすいことを示している。総合して見ると、「5月に売れ」は6対4、もしくは7対3の割合で成立するといえよう。
この記事は有料会員限定です
残り 722文字
