最強の野菜「ケール」40代が食べたほうがいい理由 どこで買う?炒めてもいい?素朴な疑問に回答

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

また、肌の老化に影響する活性酸素を除去するポリフェノールや目の疲れを軽減するルテインも含まれています。血中の中性脂肪値を下げる働きやパワフルな抗酸化力も中高年の男性にとってのメリットです」

コラードケール1枚にこれだけの栄養素(*)!

(*)約200g当たりを目安にしています。大きな葉のコラードケールの場合約1枚分。

数ある野菜の中でケールが特に優れている点。それは栄養素が多彩で、かつ豊富な点に尽きる。ゆえに普段の食事だけでは十分に摂りにくい栄養素を実に効率よく摂取できる(写真:山本雄生)
食物繊維:レタス約2個分

ケールに豊富に含まれる不溶性食物繊維は便のかさや善玉菌を増やすことで腸内環境を整えてくれる。血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度を低下させる効果もある。

カルシウム:牛乳約1カップ(200cc)分

歯や骨を作る材料になるカルシウムには肌の潤いをキープしたり、肌のターンオーバーを助けたりする効果も。また、神経の緊張を緩和することで精神を安定させる働きも期待できる。

ビタミンC:グレープフルーツ約2個分

“美のビタミン”と呼ばれるビタミンCは、肌のコラーゲン生成に関わり、シミの原因になるメラニンの生成を抑制する作用を持つ。風邪やアレルギーの予防にも役立つ優れた栄養素。

ビタミンK:ブロッコリー約2株分

血液を凝固させるビタミンKは、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促すことで、骨密度を高める。また、コラーゲンの生成を促進するため、美肌作りにも適していると、注目されている。

今ではオンラインショップや野菜に強い高級スーパーなど生のケールを扱う店も増えつつある。

とはいえ、まだそれほどなじみのない野菜。それに独特の苦味も気になる。いったいどんなふうに食べるのが正解なのか?

「栄養素を最優先するなら、生で摂るのがベター。私はコールドプレスジュースやスムージー、サラダで摂ることが多いです。

ただ、苦いのが苦手な人なら、加熱調理をしても問題ありません(※3)。食物繊維やカルシウムなどは熱にも強いうえ、熱を加えることで甘味が引き出されて苦味も和らぎます。

料理の方法はキャベツやブロッコリー感覚で。千切りにしてホットサンドやシーザーサラダに入れたり、トースターでケールチップスにしたり。

焼きそばやロールキャベツを作るときに、キャベツの代わりにケールを使うのもおすすめ。加熱調理すれば、生葉の3〜5倍の量を手軽に摂ることができます」

次ページオンラインショップを活用するのがおすすめ
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事