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顧客がハマる「熱狂のブランド」を生み出す秘訣 「カルトブランド」という新時代の手法

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  • 田中 森士 株式会社クマベイス代表取締役CEO、コンテンツマーケティングコンサルタント、ライター

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熱狂的な“信者”を抱える「カルトブランド」とは?(写真:weedezign/PIXTA)
パンデミック、Z世代の台頭、SDGs、DXの急進……。ビジネスの環境が激変する今、企業の広告手法が大きな分岐点を迎えている。そんな中、北米を発祥とする「カルトブランディング」という技法がにわかに注目を集めている。カルト宗教のように“信者”獲得を目指すブランド戦略が今の時代に求められる理由とは?
本稿は、世界のマーケティング、ブランディングの潮流を取材し続けている田中森士氏の新刊『カルトブランディング―顧客を信者に変える技法』から一部抜粋・再構成して紹介します。

革新的なイデオロギーが必要

前回記事でも紹介したとおり、北米には、カルト的な人気を誇り、熱狂的な“信者”を抱える「カルトブランド」という概念が存在する。そして、カルトブランドを目指すブランディング手法を「カルトブランディング」と呼ぶ。

カルトブランドには、革新的なイデオロギーがある。

とがったイメージを消費者が抱くのも革新的なイデオロギーによるものであり、もしこれが弱ければカルトブランドとは呼べない。カルトブランディングに取り組むうえで、革新的なイデオロギーを生み出すことは絶対条件となる。

イデオロギーとは、思想の傾向、または社会や政治に関する主義を意味する。カルトブランディングの場合は、社会や社会課題に対するスタンスを明確にすることで、ブランドがイデオロギーをまとうようになる。

イデオロギーは、どこでどうやって示すべきか。最も一般的なものは、企業のミッションやビジョンとして示すことだろう。ミッションは、企業の使命や理念であり、ビジョンは実現したい世界である。

せいぜい数十文字程度のミッションでは伝えきれないことも多い。ブランドはミッションにつながる行動を起こし続ける必要がある。ミッションを伝える目的のコンテンツを制作し、消費者に届けることも怠ってはならない。

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