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八王子医療刑務所を解体・整備してできた「桑都の杜」
家族連れで賑わうのどかな休日の風景――。何も知らなければ、ここがかつて日本最大級の規模を誇る医療刑務所であったとは誰も思わないだろう。
10月3日、筆者は八王子市内にグランドオープンしたばかりの「桑都の杜(そうとのもり)」を訪問した。ほんの数年前まで現存していた八王子医療刑務所を解体・整備してできた、公園やライブラリ、ミュージアムなどを備えた複合施設である。
午前10時のオープニングセレモニーでは、テープカットが行われ、高尾山薬王院の山伏がほら貝を吹き式典が開始。開業時間前から、多くの人々が集まり、地元の食べ物やキッチンカーを出店するマルシェなども催された。
八王子医療刑務所は、施設の老朽化などに伴い、2018年1月に東京都昭島市に新設された「国際法務総合センター」の敷地内へ移転・統合され、「東日本成人矯正医療センター」となった。跡地の再開発は、5年後の2023年に本格化した。
同刑務所は、その前身となる「八王子監獄署」の時代も含めると、この地に120年以上にわたって存在してきた。当然ながら、刑務所の中を覗き見ることはできないが、事件報道やノンフィクションやドキュメンタリー番組などを通じて、その片鱗が明らかにされている。


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