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ライフ #東京「負動産」ビフォーアフター

死刑囚の「終の棲家」はなぜ公園とライブラリになったのか…120年続いた《八王子医療刑務所》の跡地を歩いてわかったこと

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医療刑務所だった場所は、いかにして今風の公園となったのか(筆者撮影)

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3万年前の旧石器時代から人間が住んでいる東京。それだけ長い歴史があると、どうしても「いわくつき」の土地も生まれてしまう。しかし、再活用しないのもデメリットが大きい。
本連載ではそんな負の歴史を背負った土地の「ビフォーアフター」を取り上げていく。第2回、取り上げるのは八王子の医療刑務所跡地。跡地に「桑都の杜」が、10月3日に開業したばかりだ。

八王子医療刑務所を解体・整備してできた「桑都の杜」

家族連れで賑わうのどかな休日の風景――。何も知らなければ、ここがかつて日本最大級の規模を誇る医療刑務所であったとは誰も思わないだろう。

10月3日、筆者は八王子市内にグランドオープンしたばかりの「桑都の杜(そうとのもり)」を訪問した。ほんの数年前まで現存していた八王子医療刑務所を解体・整備してできた、公園やライブラリ、ミュージアムなどを備えた複合施設である。

桑都の杜の入口。その他の写真は、本サイト(東洋経済オンライン)のphotoページにて紹介している(写真:筆者撮影)

午前10時のオープニングセレモニーでは、テープカットが行われ、高尾山薬王院の山伏がほら貝を吹き式典が開始。開業時間前から、多くの人々が集まり、地元の食べ物やキッチンカーを出店するマルシェなども催された。

八王子医療刑務所は、施設の老朽化などに伴い、2018年1月に東京都昭島市に新設された「国際法務総合センター」の敷地内へ移転・統合され、「東日本成人矯正医療センター」となった。跡地の再開発は、5年後の2023年に本格化した。

同刑務所は、その前身となる「八王子監獄署」の時代も含めると、この地に120年以上にわたって存在してきた。当然ながら、刑務所の中を覗き見ることはできないが、事件報道やノンフィクションやドキュメンタリー番組などを通じて、その片鱗が明らかにされている。

【写真を見る】死刑囚の「終の棲家」はなぜ公園とライブラリになったのか…120年続いた《八王子医療刑務所》の跡地を歩いてわかったこと(63枚)
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