Q.タイにおいて、ホンダはBEVではなく、ハイブリッド車で勝負するという認識でよいでしょうか?
岩波社長:基本はそうですが、市場を見ながら、我々も環境対策に貢献するためにBEVをやりたいと考えています。ただ、現状のタイでは、BEVの廃棄まで含めたエコシステムが不十分です。アメリカでは構築していますが、例えばバッテリーの二次利用や再生などを行う環境が整わないと、EV墓場を作ることになるので、ホンダとしては廃棄まで含めた仕組みづくりがセットだと考えています。
タイは、すでにBEVがたくさん走っていますが、数年後には確実に大量廃棄という未来がやってきて、社会問題になるはずです。まだ政府も本腰を入れていませんが、我々は未来を見据えて準備を進めています。
趣味性の強い、カスタマイズブランドの提案
Q.ビッグ・モーター・セール2026だけではなく、併催のバンコクオートサロン2026にも大きなブースを出展し、新HマークとセットでHRCロゴも展開していましたが、その理由について教えてください。
岩波社長:カスタマイズカーを4台展示し、そのうち2台(シティとシビック)はタイで企画・製作したものです。日本でも東京オートサロン2026で大々的にHRCブランドを発表しましたが、タイでもホンダのサブブランド、またカスタマイズカーブランドとしてHRCを積極的に育てていきたいという狙いがあります。
今回展示しているシティとシビックは、あくまでコンセプトモデルですが、反応を見ながら年末にかけてHRCブランドのフルカスタムカーとして提供したい。そのリサーチも兼ねています。ちなみにHRCブランドについては、タイでは今回のイベントが初お披露目です。
Q.タイにおけるホンダの活動や展望をお聞かせください。
岩波社長:タイは、もともと乗用車市場と商用車市場が同じくらいの規模でした。かつては商用車市場のほうが大きかったのですが、現在は景気も回復してきて、(それにともなって乗用車の市場が拡大し)働くクルマが売れない状況になっています。


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