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ライフ #自動車最前線

EVシフト失速、激動の2026年…次世代ハイブリッドシステム投入はタイからか、ホンダ新「Hマーク」から読み解く新事実

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ホンダ オートモビルタイランドの岩波晃司社長とブースの新Hマーク(写真:筆者撮影)
  • 三木 宏章 東洋経済オンライン編集者・記者
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中国メーカーの出展が目立つ、ビッグ・モーター・セール2026の会場(写真:筆者撮影)

現状、タイには中国系の自動車メーカーが16社ほど進出していますが、多少淘汰されるでしょう。それに対してハイブリッド車は堅調に売れており、30年には50%程度になる市場予測なので、我々は当面ハイブリッド車で勝負します。BEVは、日本や中国から輸入するカタチでカバーする予定です。

ちなみにEV3.5は、条件を満たした場合、中国からEVを輸入すると関税0%、日本からEVを輸入すると関税40%、その他のパワートレインに関しては関税80%のように、パワートレインによる税率の差に加え、中国勢にとって有利なものになっています。それに対して我々は、トヨタも含めた日系連合で政府に交渉しています。

ただ、それでも中国メーカー製EVに対して価格競争では不利ですし、優れたデザインも増えています。コスト体質やデザインなどは真摯に見習って勉強したいと思います。一方で輸入関税の税率が中国と同等になれば、例えばタイに未導入かつ日本で人気が高い「フィット(JAZZ)」や「フリード」など、タイの消費者に購入しやすい価格で提供できる可能性が増えます。

タイでの販売比率は、すでにハイブリッド9割を超えるホンダ

タイで販売しているホンダのSUVでは、最大サイズとなるCR-V(写真:筆者撮影)

Q.タイにおけるハイブリッド戦略を具体的に教えてもらっていいですか?

岩波社長:タイの工場で生産できるハイブリッド車は、現状では7モデルが限界です。現状では、「シティ」「シティ ハッチバック」「シビック」「HR-V」「CR-V」「アコード」の6車種を生産し、年末に新型車が加わり7車種となる予定です。ただ、少しラインナップが寂しいので、日本から「ステップワゴン」を輸入しています。

現在、タイで生産しているモデルのうち、シティ/シティ ハッチバックを除く、すべてがハイブリッド車です。シティに関しても1グレードのみガソリン車で比率としては1割、残りの9割はハイブリッド車になっています。シティ/シティ ハッチバックは、ホンダ車を選ぶゲートウェイ的な役割があるので、廉価に提供しないといけません。そのため、最廉価グレードにガソリン車を残しています。ただ、次世代ハイブリッド車が投入できれば、コストも大幅に下がるので、廉価グレードでもハイブリッド化が可能です。

また、30台の限定ですが、日本から輸入して「スーパーワン」をタイ導入し、一瞬で完売になりました。バンコクは狭い道も多く、日本の軽自動車のようなクルマを求めているお客さんも多いですし、BEVのラインナップが手薄なので、こういった方向性の違うモデルは積極的に投入していきたいですね。

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