Q.ビッグ・モーター・セール2026および併催のバンコクオートサロン2026では、ブースに新Hマークを大きく掲げていますが、その理由について教えてください。
ホンダ オートモビルタイランド 岩波晃司社長(以下、岩波社長):もともと0シリーズ向けに作った新Hマークですが、ビジネスアップデートで三部(本田技研工業 代表取締役の三部敏宏氏)がハイブリッド車でも使用することを対外的に伝えしました。そして今年1月、正式に新Hマークを27年以降に投入するEVおよび次世代ハイブリッド車に適用することを発表しました。
0シリーズというサブブランドに向けた新Hマークで、24年にラスベガスで開催されたCESで0シリーズのプロトタイプとともに発表しました。その後に四輪電動化戦略の見直しでBEV縮小の流れになりますが、それ以前から1つのブランド、同じクルマを扱うディーラーでシンボルが違うのはどうなんだろう、と議論があり、次世代ハイブリッドも含むモデルでの採用が決定されたという経緯があります。
ただ、タイに関しては、年末に次世代ハイブリッド車を投入予定です。具体的には、次世代ハイブリッドシステムを採用いた第1号車になる大型SUVです。我々は、その第1号車発表までに少しでも新Hマークを認知してもらいたい。そこで半年かけて育て、年末の次世代ハイブリッド車につなげたいという狙いがあります。
また、自動車はモデルチェンジの都合上、5年ほどはロゴが混在する時期が生まれます。新Hマークが車両のエンブレムに採用されるのは、次世代ハイブリッド車からなので、そこにタイムラグが発生します。そうなると宣伝やキャンペーンで、どちらのロゴを使うのか?と混乱が生じます。さらにディーラーも店舗の改修などの投資が必要になるので、早めにスタートして投資判断をしてもらいたいという考えもあります。そこで今年の5月頃から徐々に露出し、今回のイベントで全面的に使用しています。
ちなみに台湾では、プレリュード発売のタイミングで新Hマークを使用しているので、タイが一番最初というわけではないのですが、グローバルにおいては各国で徐々に発信がはじまっています。
SUVよりも未だにセダンが人気、タイの自動車市場について
Q.タイの自動車市場についてお聞きしてもよいでしょうか? また、タイ以外のASEAN諸国との違いなどは?
岩波社長:世界的にSUVが人気ですが、タイは未だにセダンの引き合いが強い、少し珍しい市場です。新車販売の8割がSUVという国もありますが、タイに限れば5割にも届かない数値です。
理由はわからないですが、SUVのような背の高いクルマよりも、一般的なセダンタイプを好むユーザーが多いというのは事実です。「自動車=セダン」という固定観念と言えなくもないですが、若年層でもセダンを選ばれる人が多いです。そこでホンダでも直近でコンパクトセダン「シティ」のマイナーチェンジモデルしを発売しましたが、おかげさまで好調です。


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