さらに26年5月に四輪事業の再構築に向けた取り組みと今後の事業の方向性についての説明会「2026 ビジネスアップデート」では、①開発・生産リソースを需要の高いハイブリッド車に再配分する、②2027年から次世代ハイブリッドモデルを投入開始、③北米中心に2029年までにグローバルで15モデルの次世代ハイブリッドモデルを投入など、従来のBEV(バッテリー式電気自動車)シフトからHEV(ハイブリッド車)への軸足強化を発表した。
26年8月には、ホンダのアメリカ現地法人であるアメリカン・ホンダモーターがアキュラブランドの次世代デザインを示すコンセプトモデル「Acura NEXERA Vision(アキュラ・ネクセラ・ビジョン)」を初公開。パワートレインについて明示されていないが、点灯時のみランプが現れる「ファントムライティング」などは、数年以内に発売予定の次世代ハイブリッドシステム搭載車「RDX」にも採用予定と伝えられている。
着実に進んでいる次世代ハイブリッドシステムの開発
26年10月9日には、次世代ハイブリッドシステムの名称を「Honda Hybrid」に決定したというリリースが届く。ホンダは、2モーターハイブリッドシステムである「e:HEV」を成熟させてきたが、その進化版が27年から本格投入される見込み。ここまでは今年に入ってからのホンダの動きをまとめてみたが、激動の26年のように見えて、じつは計画どおりに進んでいるというのが本質である。
さて、少し話が脱線ぎみだが、最初のテーマに戻ってホンダの新Hマークである。日本国内では、まだ目にする機会は少ないが、じつはグローバルではすでに発信がはじまっている。とくに東南アジアの国であるタイでは、かなり積極的な動きがあるのだ。
今回は、タイ・バンコクで26年8月21~30日に開催された、同国最大級の自動車・バイクの展示即売会「ビッグ・モーター・セール2026」の会場にて、ホンダ オートモビルタイランドの岩波晃司社長に新Hマーク発信の理由やタイを含めたASEANのクルマ事情についてうかがった。


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